皆さん、こんにちは。鎌倉市の鶴岡歯科医院です。今回は多くの方が関心を寄せる矯正治療、特にマウスピース型矯正装置を使用した矯正治療の期間についてお話しします。矯正治療に関心がある方なら、どれくらいの時間が必要なのか、計画時と実際にどれくらいズレが生じるのか気になる点の一つだと思います。
まず、マウスピース型矯正装置を用いた矯正治療とは、透明なマウスピースを使用して歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。従来のブラケットとワイヤーを使用する矯正治療と比べ目立ちにくい構造であり、取り外しが可能なため、食事や歯磨きがしやすいというメリットがあります。
マウスピース型矯正装置を用いた矯正の治療期間は、患者さんの歯の状態や矯正が必要な程度、目指す治療結果によって大きく異なります。一般的には、軽度から中等度の不正咬合の場合、12ヶ月から24ヶ月程度が目安とされています。しかし、これはあくまでも平均的な期間であり、患者さん個々の状況によって前後することがあります。
治療計画時に予想される期間と、実際の治療期間にはズレが生じることがあります。これにはいくつかの要因があります。
患者さんの協力度: マウスピース型矯正装置は1日に20時間以上の装着が推奨されますが、装着時間が不足すると予定よりも治療期間が長くなることがあります。
歯の移動速度: 個人差があり、予測よりも歯が早く動くことも、遅く動くこともあります。
追加的な治療の必要性: 治療途中で予期せぬ歯の問題が発見された場合、それを解決するための追加的な治療が必要になることがあります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使った矯正治療で追加の治療を行う場合
マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使った矯正治療を選択された患者さんにとって、治療途中で追加的な治療が必要になる場合があります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使った矯正治療はその柔軟性と独自の技術で知られており、追加治療のニーズにもしっかりと対応できるように設計されています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)における
追加的な治療の理由
追加的な治療が必要となる理由には、以下のようなものがあります。
予想外の歯の動き: 歯が計画通りに動かない場合、追加的なアライナーの作成が必要になることがあります。
アタッチメントの再配置: 歯を効果的に動かすために、アタッチメント(歯に取り付ける小さな透明なピース)の位置を調整する必要が出てくることがあります。
リファインメント: 治療終了後、微調整が必要となる場合、さらなるアライナーを使用して最終的な位置調整を行います。
追加治療のプロセス
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で追加治療が必要になった場合、以下のステップで対応します。
評価と計画の見直し: 最初に、現在の治療進行状況を詳しく評価します。この段階で、歯科医師は患者さんの歯の動きと治療計画を見直し、どのような追加治療が必要かを決定します。
新たなアライナーの作成: 必要に応じて、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の製造元に新たなアライナーをオーダーします。このアライナーは、現在の治療状況に基づいてカスタマイズされ、歯を正しい位置に導くためのものです。
アタッチメントの調整: アタッチメントが再配置または追加される場合、そのプロセスは通常、歯科クリニックで行われます。患者さんはこの小さな透明なピースが歯に付けられる際、ほとんど不快感を感じずに済むことが多いです。
定期的なフォローアップと観察: 追加治療が始まると、患者さんは定期的に歯科医師のもとを訪れ、進捗をチェックし、必要に応じてさらなる調整を行います。
患者さんへのアドバイス
追加的な治療が必要になった場合、患者さんは以下の点を心掛けることが重要です。
治療計画の変更に柔軟に対応する: 矯正治療は予測不可能な要素が伴うため、計画の変更に柔軟に対応することが大切です。
アライナーの着用指示を守る: アライナーの効果は着用時間に大きく依存するため、指示された通りに着用することが成功への鍵です。
定期的なチェックアップを欠かさない: 追加治療中も、定期的なチェックアップは治療の成功に不可欠です。
矯正期間ズレを最小限に抑えるために
期間のズレを最小限に抑えるためには、患者さんと歯科医師の両方に責任があります。患者さんには、指示された通りにマウスピースを正しく、かつ十分な時間装着することが求められます。一方で、私たち歯科医師は、定期的なチェックアップを行い、治療の進行状況を細かく監視し、必要に応じて治療計画を調整する責任があります。
まとめ
マウスピース型矯正装置を使った矯正治療は、見た目に配慮された矯正治療の一つです。治療期間は個人差があり、計画時に予想される期間と実際にはズレが生じることがあります。しかし、患者さんと歯科医師がしっかりと協力し合えば、そのズレを最小限に抑え、効果的な治療結果を得やすくなります。鶴岡歯科医院では、一人ひとりの患者さんに合わせた治療計画を提案し、美しい笑顔を目指してサポートしていきます。矯正治療についてご質問やご相談があれば、いつでもお気軽にご連絡ください。
治療名:マウスピース型矯正装置(インビザライン)
治療の説明:マウスピース型矯正装置(インビザライン)で行う矯正治療です。従来のような金具やワイヤーがないため、近くで見てもマウスピースが入っていると分かりづらく、矯正治療をしていると気づかれにくい特徴があります。
治療の期間・回数: 1~3年・6~18回
リスクや副作用:歯磨き等のセルフケアを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高くなります。装着時間を守らないと計画通りに歯が動かない、治療期間が延びる場合があります。矯正治療が完了した後は後戻りを防ぐために保定装置を装着します。保定装置を正しく使用しないと再度矯正治療が必要になる可能性があります。歯とあごのバランスによってはご自身の歯を削る場合があります(削る量は個人差があります)。まれに歯の根が短くなる可能性があります。装置装着後、痛みを感じることがあります(歯が動く際の正常な反応の一つです)。頬の粘膜・唇・舌などに、口内炎ができることがあります。歯周病等で歯茎が下がっている方は、歯を動かすことでさらに歯茎が下がる可能性があります。重なっていた歯がきれいに並んだことで歯茎と両隣の歯との間に三角形の隙間ができる可能性があります。
費用:440,000~880,000円 (※矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。)
注意事項:
【医薬品医療機器等法(薬機法)において現在未承認の医療機器を用いた治療について】
当院では、マウスピース型矯正歯科装置(製品名:インビザライン)による矯正治療をご提供しております。矯正治療を受ける際には、以下の点をご了承ください。
●未承認医療機器の使用
マウスピース型矯正歯科装置の材料は厚生労働省の承認を得たものですが、当院で使用しているインビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置です。医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
●入手経路
マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は米国のアライン・テクノロジー社の製品です。当院はインビザライン・ジャパン株式会社を通じて利用・入手しております。
●国内の類似する承認医療機器の有無
当院が使用するマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)以外に、複数のシステムが開発されています。また、その中には日本で承認を得ている矯正装置も存在します。
●諸外国における安全性等に係る情報
マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は、1998年に米国食品医薬品局(FDA)の認証を受けており、現在まででインビザライン固有の重篤な副作用の報告は受けておりません。
●医薬品副作用被害救済制度の対象外について
当院で使用しているマウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
| 午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | × |
午前:9:00~13:30
午後:15:00~19:00
△:9:00~13:00/14:00~16:30
※矯正治療日は第1土曜日、第2金曜日、第2土曜日、
第3土曜日、第4木曜日となります。
休診日:日曜・祝日